母の日にカーネーションを贈る理由とは?カーネーションの色の意味も紹介|母の日プレゼント・ギフト 2024|大丸松坂屋オンラインストア【公式通販】

母の日にカーネーションを贈る理由とは?カーネーションの色の意味も紹介

母の日にカーネーションを贈る由来

母の日にカーネーションを贈る由来

日本では、毎年5月の第2日曜日が「母の日」に定められています。母の日には、母親へカーネーションを贈ることが一般的です。カーネーションを贈る由来は、アメリカのウェストバージニア州の少女アンナ・ジャービスが、敬愛していた亡き母を追悼するために始めたものとされています。母の命日となった1905年5月9日、娘のアンナはフィラデルフィアにある教会の祭壇に白いカーネーションを飾り付け、参列者にも配りました。このアンナの行動がきっかけとなって、母の日にカーネーションが贈られるようになったのです。

なぜ母の日にカーネーションを贈るのか

母の日にカーネーションを贈る由来は、先にお伝えした通り、アメリカの少女アンナ・ジャービスの行動がきっかけです。しかし数ある花の中から、なぜカーネーションを選んだのでしょうか?これはアンナの母親であるアン・ジャービスが、白いカーネーションを愛していたからといわれています。生前のアン・ジャービスは「Mothers' Day Work Club(母の日仕事クラブ)」を結成し、募金活動・食品検査・公衆衛生活動などをおこなう女性参政権運動家でした。また平和活動に積極的なクリスチャンでもあり、日曜学校の牧師を26年間も務めています。母アンが好きだった白いカーネーションを娘アンナが祭壇に手向けたのは、白いカーネーションが「私の愛情は生きている」「尊敬」などの花言葉を持つためであり、娘から母へ伝えたい思いに叶ったものであったからでしょう。このアンナの行動から「母が健在であれば、赤いカーネーション」「母が亡くなっていれば、白いカーネーション」を贈るようになりました。

母の日にカーネーションを贈るのは日本だけ?

日本の母の日は、母親に感謝の思いを伝えるため、アメリカと同様にカーネーションを贈ることが多いでしょう。母の日にカーネーションを贈るのは、日本やアメリカだけなのでしょうか?世界各国で定められた母の日を見ると、中国や韓国でもカーネーションを贈ることが一般的なようです。また母の日が秋の時期となるオーストラリアでは「菊の花」を贈ります。イタリアでは「アザレアの鉢植え」が定番となっており、フィンランドでは「Vuokko(ヴォッコ)」という二輪草の野の花を贈ることが通例です。またタイでは、一般的に「ジャスミン」や「アジサイ」が贈られています。イギリスやカナダ・フランスでは、決まった花がありません。ネパールの母の日では、花よりも甘いお菓子、タマゴ、果物などをプレゼントする習慣になっているようです。

母の日に贈るカーネーションの花言葉

母の日に贈るカーネーションの花言葉

日本の母の日では、当日にカーネーションを贈ることが一般的です。母親に日頃の感謝を伝えるために準備するものですが、選ぶ色によって花言葉が異なることをご存じでしょうか?ここからは、それぞれの色が持つカーネーションの花言葉を見ていきましょう。

赤いカーネーションの花言葉は「母への愛」「母の愛」「感動」「熱烈な愛」「純粋な愛」「真実の愛」などがあります。母親に対する想いがストレートに込められている赤いカーネーションは、母の日に贈る定番色であり、最も選ばれるカラーといっても過言ではありません。ただし、同じ赤でも色味が濃い赤のカーネーションには「私の心に哀しみを」「哀れみ」「欲望」などの花言葉を持っています。母の日に赤いカーネーションを贈る場合、その点を考慮して色のバランスをとるようにしてください。

ピンク

ピンクのカーネーションの花言葉は「感謝」「上品」「気品」「温かい心」「美しい仕草」「熱愛」「女性の愛」が代表的です。かわいらしい穏やかな印象を持つピンクは、母の日に贈るカーネーションの色としても最適です。

黄色

明るいビタミンカラーでもある黄色のカーネーションは「嫉妬」「侮蔑」「軽視」「軽蔑」「愛情の揺らぎ」といった花言葉を持っています。どうしてもネガティブな意味が多くなるため、他の色と組み合わせたり、メッセージカードに感謝の言葉を沿えたりするなどの工夫が重要なポイントになります。また、黄色のカーネーションはは「美」や「友情」といった花言葉を持つともいわれているため、その部分をアピールしてもいいでしょう。

母の日の由来ともなっているカーネーションの色は白です。代表的な花言葉は「私の愛情は生きている」「尊敬」「純粋な愛」「亡き母を偲ぶ」などです。アンナ・ジャービスが亡き母を追悼する際に選んだ色であることから、健在である母親に白いカーネーションを贈ることはふさわしくないと考える人も少なくありません。しかし、母の日に贈る定番カラーでもあるため、もし白いカーネーションを贈る場合は他の色と組み合わせることをおすすめします。

オレンジ

発色のよいオレンジのカーネーションの花言葉は「純粋な愛」「熱愛」「清らかな慕情」などです。同じ愛情でも恋人に向けての思いが強い花言葉になるため、母の日に贈る場合、他の色と組み合わせるなどのアレンジをしましょう。

紫色

紫のカーネーションが持つ花言葉は「誇り」「気品」です。古くから高貴な色とされる紫は、その落ち着いた雰囲気が大人の女性である母へ最適とされています。ただし「気まぐれ」「移り気」などの花言葉も持つため、他の色と組み合わせたり、メッセージカードを沿えたりするなどの心配りを忘れないようにしましょう。

青いカーネーションの花言葉は「永遠の幸福」です。青の花を咲かせることは非常に困難であるため、開発者たちの万巻の思いを乗せて、この花言葉が付けられました。母の日に喜ばれる淡い魅力的な色合いと花言葉を持つ、特別なカーネーションです。

花言葉に注意しながらカーネーションの色を選びましょう

母の日にカーネーションを贈るようになった由来は、アメリカの少女アンナ・ジャービスが、敬愛する亡き母を追悼するため、白いカーネーションを祭壇に飾り、参列者に配ったことがきっかけです。カーネーションには色ごとに異なる花言葉があり、特に「濃い赤」「白」「紫」「黄色」はさまざまな意味を持つことから、母の日に贈る際には十分に注意してください。これらのカーネーションを贈る場合、他の色と組み合わせる、メッセージカードを添えるなど、母親に感謝の気持ちが伝わるような配慮を忘れないようにしましょう。