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お歳暮の由来

お歳暮とは文字通り年の暮れのことを意味します。昔は、歳暮の礼といって新年に先祖の霊を迎えるために必要な供物を、嫁いだり分家した人が本家や親元に持って行く行事でした。その後、日ごろお世話になっている人に感謝するなど、歳暮まわりと呼ばれる年中行事が行われるようになり、それが転じて、今日ではお世話になった人に一年の感謝の気持ちを込めて年末に贈る、贈り物を指す言葉となったのです。

お歳暮に贈るものは、もともとは祖先の魂にささげる供物でしたが、やがて生きている祖先である両親への贈りものという習慣に変化し、やがてはお世話になった人への贈りものとなっていきました。こういった習慣が一般化したのは江戸時代になってからといわれます。江戸時代には掛け売りがほとんどで、盆と暮れに決済を行うのが習わしになっていましたが、暮れの一回決済という場合もありました。そのため、一年間の親交を感謝する意味から、得意先や親せき、知人、お世話になった人などには、贈答を盛んに行っていたようです。

お歳暮には水引やのしをかけます。水引は一見、無駄に見えるようですが、日本には古代から魂を結びいれるという結びの信仰がありました。結ぶことによって魂が宿り、これをつけて贈られたものは単なる物品ではなくなるのです。

お歳暮につけるのしは「のしあわび」からきた言葉といわれます。四方を海に囲まれた日本は古くから海の幸に恵まれ、それを贈る習慣がありました。この贈答用の鮮魚が後に高級なあわびに代表されるようになっていきます。そして、のし、つまり、あわびをつけた贈り物は酒を意味するようになります。のしは酒の肴というわけです。これが段々なくなってしまい、紙に印刷されたものだけになり、やがてはただ「のし」という文字に変わっていきます。

お歳暮は、昨今の虚礼廃止の風潮から、最近では会社内の部下と上司の間でお歳暮を贈ることは少なくなっていますが、お歳暮を贈答しあうゆえんは魂を贈りあうというところにあります。本当に人間的な交流を求めるために贈答が行われるのです。また、そういった心がお歳暮にかけられた水引やのしに表れているといえるでしょう。

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