おせち豆知識
おせちに関する知識・由来
「おせち」とは?
おせち料理は、正月に備えて年明けまでに用意されるお祝いの料理のこと。「めでたさを重ねる」という意味で縁起をかつぎ、重箱に詰めるのが一般的です。縁起が良く、保存のきく料理を重箱に詰め、正月三が日に家族全員で食します。
そもそも、おせちの起源って?
おせちとは、中国大陸から伝わった暦上の節目、季節の変わり目などにあたる節日(せちにち、節句)のこと。
節日には祝事を行い、祝い膳がしつらえられ、このとき作られるめでたい料理が「御節料理」と呼ばれました。平安時代になり、宮中では3月3日や5月5日などの五節供は、邪気払いなどの宴の行事になります。「節会」と呼ばれ、神様に祝膳を供えたのが「お節供(おせちく)料理」です。宮中行事だった節供も、江戸時代には庶民に広まるようになります。このころから、全国的におせち料理の風習が定着しました。このように、昔は節句に食べるお供物すべてが「おせち料理」と呼ばれていたわけですが、生活の変化に伴い「節供」は「節句」と表記されるようになり、神前へのお供えの習慣もなくなりました。現在では、年の初めのご馳走であるお正月料理だけが「おせち」と呼ばれるようになったのです。
おせちの中身は何が入っているの?
地方や家庭ごとにお重の中身は様々ですが、一般的には「祝い肴(ざかな)」「口取り」「焼き物」「酢の物」「煮しめ(煮物)」の5種類に分けられ、昆布巻、ごまめ、きんとん、煮しめ、数の子、なます、黒豆などが詰められています。一品一品に縁起にちなんだ意味やいわれがあり、数の子には【子宝と子孫繁栄】、黒豆には【元気に働けますように】などの願いが込められています。
知っておきたいおせちの相場
一番人気はいくらくらい?
大丸・松坂屋のおせちで最も売れている価格帯が、税込10,000円〜20,000円未満。2〜3人用までのサイズが中心となります。中でも税込15,000円前後の価格が人気です。大好評の「おつまみ玉手箱」が約15,000円。バリエーションに富んだ内容と、比較的手頃な価格帯が支持されました。
家族用の相場は?
ご家族用に人気の相場は税込20,000円〜30,000円未満。ご家族で楽しめる3〜4人用までのサイズが多くなり、品数やボリュームもアップ。空前の大ヒットを記録した「口福おせち」もたっぷり3段重(4人用)で約30,000円でした。
有名料亭や贅沢なおせち、いくらくらい?
高額であるにもかかわらず、多くの方に選ばれる税込30,000円〜40,000円未満。4人用〜のサイズが中心となります。有名料亭やスターシェフ監修の豪華なおせちがずらり。こだわりの高級食材や、老舗ならではの技が生きた特別なおせちです。
おせちの選び方
おせち選びのポイントは
選ぶポイントはまずサイズ。大丸・松坂屋のおせちなら、目安となる人数を明記しています。お重のサイズからは内容量が想像しづらいことも多いので、人数を参考にするのがおススメです。
おせちには、どんな種類があるの?
大丸・松坂屋のおせちでは和・洋・中、スイーツおせちなどバラエティー豊かにご用意しています。従来の和素材にこだわらない、洋食や中華の献立が入ったおせちも人気です。お子様がいらっしゃる場合は、ボリュームのあるメニューが入った和・洋折衷おせち、ワインに合わせたいならオードブルタイプの洋おせち、ご年配の方からお子様まで3世代で楽しむなら和・洋・中おせちなど。年代や好きなお酒に合わせて、自由な発想で選ぶことができます。
年に一度のおせち。特別感のあるものって?
少し贅沢をしたいなら、ブランドで選ぶのも◎。憧れの料亭による伝統的な和おせちや、著名シェフ監修おせちなど、普段はなかなか行く機会のないお店の豪華なおせちを選ぶことで、お正月ならではの特別感をさらに演出できます。
失敗しない選び方は?
たくさんの種類があり、どれを選んでいいか分からないけれど失敗はしたくない!という方には、有名レストラン・料理店のおせちからセレクトするのがおすすめ。おせちの承り中には、毎日更新される「人気ランキング」も参考にお選びください。