〈作品について〉
一本のワイヤーを曲げ、人や動物などを描いた作品です。ダンサーの一面も持つ升田学さんは、日々体とその動きに向き合うためか、器用にワイヤーで曲線を描きます。無機質なワイヤーにも関わらず、一筆描きで描かれることによって血が通い、肉感を伴っているように感じます。線が面となり立体となる瞬間は、生命の誕生のようです。
「生命とは何なのか?」「生きているとはどういうことなのか?」を日々考え、感じながら創作されています。
CLOUD LINEとは
消え入りそうな人物をワイヤーで描くことで、無常の生命の神秘を写そうとした作品です。
「インターネットの普及でCLOUDにあらゆる情報が共有される現代に着想し、『線』をデータ通信のコードに見立てています。
CLOUDの人々の記憶や情報は分散して保管され、目を離すと見失ってしまうかもしれない…。所在のはっきりしないその記憶や情報は、いつまで保存されるのだろうか?例えば、人類が滅んでも電力が供給され続ける限り、漂い続けるのだろうか。
このことは、親しい人の死と向き合った時に感じたことと似ています。葬儀場に横たわる肉体は活動を停止し、その人はそこに居ないと感じます。一方で、自分自身の中に記憶は残り、存在しているようにも感じるー。そんな思いを巡らせながら創作した作品です。」
平面的な絵画にはない影は、本作品の魅力の一つ。季節や時間帯によって、違った見え方や生命の感じ方ができるでしょう。
〈プロフィール〉
升田学 Manabu Masuda
美術家・ダンサー
1973年生まれ。2006年より一本のワイヤーを一筆書きのドローイングのように創作する美術作品「ヒトスジ」を発表。7平方メートルの天井吹き抜け空間を活かし大空を借景にした「絵空事」(2016)を開催するなど、展覧会を多数。現在ライフワークとして、京都瑞泉寺に通い「當麻荼羅図」をワイヤーアートとして写仏を行っている(2016~)。
ダンサーとしての顔を持ち、人や生命の描写力に定評がある。
升田学さんの作品一覧は【こちら】
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※4~7枚目の画像は「CLOUD LINE 15|女」ですが、商品と箱の見本として掲載しております。
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仕様上、包装形態が「簡易包装」「二重包装の承りができません」と表示されますが、箱に入った商品を緩衝材で包み、パッキンに入れてお届けいたします。
繊細な商品ですので、お取り扱いにはご注意ください。
- 商品記号
- 90433715
- ポイント
- ポイント対象 ポイントについて
- 承り店舗
- 大丸神戸店
- 内容・容量
- CLOUD LINE 19|女×1(木製額付き)、証明書×1
- サイズ
- 約40×22×5cm
- 素材ほか
- ステンレスワイヤー(太さ0.8mm)、木パネル、漆喰、木製額
- その他
- ※こちらの商品は進物用ののし、ラッピングを承っておりません。ご了承ください。
※WEB限定お取扱い商品のため、店舗での販売はございません。