チョコレートの種類
原料のバランスによる違い
チョコレートの基本となる原料は、カカオマス、カカオバター、砂糖、粉乳の4つです。これらがすべて入っていても、配合率のバランスが異なれば、チョコレートの種類は変わってきます。
ミルクチョコレート
最も一般的なチョコレートで、甘くまろやかな味わいです。4つの原料はバランスよく含まれています。
ビターチョコレート
ダークチョコレートとも呼ばれ、カカオマスの配合率が高い分、苦味が際立ちます。
ホワイトチョコレート
真っ白なチョコレートでカカオマスを含まず、大半がカカオバターでできています。ホワイトチョコレートは、カカオバター独特の甘さが楽しめます。
クーベルチュール
主にパン屋やチョコレート職人のために作られ、チョコレート細工やコーティングなどの特殊な用途に使用されます。クーベルチュールには国際規格があり、総カカオ固形分35%以上、カカオバター31%以上、無脂カカオ固形分2.5%以上、カカオバター以外の代用油脂は使用不可と定められています。
特定の材料を使うことによる違い
チョコレート作りの過程で特定の材料を使用したもののなかには、特別な種類として分類されているものもあります。
ロシェ
フランス語で岩を意味する名称を持ち、ナッツで表面のゴツゴツした質感が表現されています。
プラリネ
チョコレートにヘーゼルナッツやアーモンド主体のペーストを加えたものです。多くは粒チョコレートの中身に用いられます。
ガナッシュ
溶かしたチョコレートに生クリームを加えたもので、滑らかな口溶けを楽しむことができます。
ジャンドゥーヤ
ヘーゼルナッツやアーモンドなどのナッツ類をローストして砕き、ペースト状にしてチョコレートに加えたものです。
カカオ豆による風味の違い
カカオ豆にはいくつもの種類があり、それぞれ風味が異なります。
フォラステロ種
アマゾン地帯原産のカカオ豆で、苦味と酸味が強いことが特徴です。フォラステロ種は強い生命力による生産性の高さから、世界の生産率は80%以上となっています。
クリオロ種
古来からチョコレートに使用されてきた原生種ですが病害虫に弱く、現在では世界での生産率は5%にも満たない「幻のカカオ」です。豊かな香りで苦みが少ないという特徴があります。
トリニタリオ種
フォラステロ種とクリオロ種が偶然交配したことによって生まれた種類で、カカオの香りが強いという特徴があります。生産率は世界で10~20%ほどです。
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