お中元とお歳暮の違いとは?時期や抑えておきたいマナーについても解説!|【2024】お中元・夏ギフト|大丸松坂屋オンラインストア【公式通販】

お中元とお歳暮の違いとは?時期や抑えておきたいマナーについても解説!

そもそもお中元とは?

お中元とはそもそも何?

そもそも「お中元」とは何なのでしょうか?お中元は、日頃からお世話になっている方、仕事で付き合いのある方などに対して、日々の感謝の気持ちを品物として贈る風習です。お中元は夏に贈るもので、それまでの約半年間の感謝を表します。基本的に、取引先、上司、親、親戚など、目上の人に対して、目下から贈ります。お中元は中国がルーツになっていて、中国であった風習に日本のお盆の文化が組み合わさって、少しずつ日本風に内容が変化してできたといわれています。またお中元は夏に贈るため、厳しい暑さの時期に健康を祈る意味も込められています。

そもそもお歳暮とは?

次に「お歳暮」とは何なのか見てみましょう。お歳暮はお中元と同じように、日頃からお世話になっている方や、ビジネス関係の方などに対して、感謝の気持ちを伝えるために品物を贈る風習です。お歳暮は12月に入ってから贈るもので、1年間の最後の挨拶として、その年の感謝を伝える意味があります。
お中元と同様に、お歳暮は目下から目上の人に贈るのが一般的で、お中元を贈った相手にはお歳暮も贈ることがマナーとされています。さらにお歳暮は、お中元の品物よりやや高めの値段のものを贈るのがいいといわれています。しかし近年は、社内でお中元・お歳暮を贈ることを禁止している企業もありますので、もし社内の人に贈りたい場合は、そのようなルールがないか事前に確認するといいでしょう。

お中元とお歳暮の違いは?

混同しやすいお中元とお歳暮では、一体どこが違うのでしょうか?お中元とお歳暮で共通するのは、日頃お世話になっている人に品物を贈って感謝の気持ちを伝えるということです。しかし起源や贈る時期、金額などは異なります。それぞれの違いについて見ていきましょう。

お中元とお歳暮の起源(由来)の違い

お中元の由来は中国の道教にある「三元の日」とされています。三元の日は、1月15日の上元、7月15日の中元、10月15日の下元の3つ。お中元は、このうちの中元がルーツとなっています。日本には夏のお盆の時期に、ご先祖様を供養する習慣があります。それと中元が融合して、お供え物をする習慣が、いつしかお世話になった方や親しい方に贈り物をするようになり、次第に人々の間で定着していきました。

一方、お歳暮の起源は年末に行われていた「御霊祭り」とされています。暮れの時期になると、先祖を祀ってお供え物をする風習がありました。それが嫁いだ人や分家した人など、親族間で品物を贈るようになり、やがて時代とともに、日頃からお世話になっている人に品物を贈るように変化していったのです。

お中元とお歳暮の時期の違い

お中元とお歳暮の違いでわかりやすいのが、贈る時期です。お中元は夏に、お歳暮は年末に贈ります。ただしお中元とお歳暮の贈る時期は、地域によってかなり差があります。関東なら、お中元は7月初旬から7月15日まで、お歳暮は12月13日から12月20日までに贈るのが一般的です。地域別の贈る時期については、相手先の地域にあわせて手配しましょう。

お中元を贈る時期
北海道 7月15日から8月15日
東北・関東 7月初旬から7月15日
北陸 地域により異なる
関西・東海・中国・四国 7月中旬から8月15日
九州 8月1日から8月15日
沖縄 旧暦の7月15日前後

お歳暮を贈る時期
北海道 12月13日から12月20日
東北 12月13日から12月25日
関東 12月初旬から12月31日
北陸 12月13日から12月20日
関西 12月13日から12月31日
東海・中国・四国 12月13日から12月25日
九州 12月13日から12月20日
沖縄 12月13日から12月20日

お中元とお歳暮の金額の違い

お中元は新年から夏頃までの半年間の感謝を伝えるものですが、お歳暮は1年間の感謝を伝えるものです。そのため、お中元よりお歳暮の方がやや金額の高い品物を選ぶのが一般的です。金額の目安は贈る相手によって異なりますが、親戚や知人なら3,000円前後、上司や仲人は5,000円前後とされています。しかし目安にとらわれず、とてもお世話になったと感じる人にはやや高価な品物を選んで贈ることもあります。お中元は暑い夏の時期に贈るため、旬の果物を使ったゼリーやジュース、ビールなどが好まれます。お歳暮は年末に家族や親せきが集まったときに楽しめるように、高級な肉、新鮮な魚介類、お菓子、アルコールなどが好まれます。

お中元とお歳暮の熨斗の違い

お中元とお歳暮では、贈る際につける熨斗も違います。贈る時期にあわせて「御中元」のほか、「暑中御見舞い」「残暑御見舞い」など、適した表書きをつけなければなりません。

お中元の表書き
関東の場合
6月中旬~7月15日 御中元
7月16日~8月7日 暑中御見舞い
8月8日~9月上旬 残暑御見舞い

関西の場合
7月16日~8月15日 御中元
8月16日~9月上旬 残暑御見舞い

お歳暮の表書き
12月上旬~12月20日 御歳暮
12月21日~立春(2月4日) 寒中御見舞い
1月1日~1月7日 御年賀

また水引は、何度あってもうれしいめでたい行事に使われる「紅白の蝶結び」が使われます。お中元やお歳暮は贈る相手や贈る側が喪中であっても贈ることは可能ですが、もし贈る相手が喪中なら、紅白の水引は避けて白無地の熨斗を使うように配慮するといいでしょう。

お中元とお歳暮のマナー

お中元とお歳暮には、さまざまなマナーがあります。それらを把握しておかなければ、せっかく品物を贈っても失礼にあたってしまうこともあります。そこで、お中元とお歳暮に関するマナーについて見てみましょう。

お中元やお歳暮を贈る側のマナー

お中元やお歳暮を贈る側のマナー

まずは、お中元やお歳暮を贈る側が覚えておきたいマナーについてです。持参する場合や、送り状・熨斗の書き方などについて見てみましょう。

お中元やお歳暮を持参する場合と持参しない場合

もともとお中元やお歳暮は、品物を持参して直接相手の家まで伺う習慣がありました。持参する場合は、早朝や朝食・昼食の時間帯を避けることが大切です。目安としては、午前10時~11時、または午後2時~4時頃が適切です。相手のことを考えて、事前に訪問することを伝えておく方がいいでしょう。連絡していない場合は、玄関先で品物を渡したら、すぐに失礼して長居しないことが大切です。近年は、デパートやオンラインショッピングなどを利用して宅配するのが一般的です。

お中元やお歳暮を贈る場合の送り状の書き方

お中元やお歳暮を贈るときに覚えておきたいのが、送り状の存在です。これは宅配でお中元やお歳暮を贈るときに、品物が届く前に事前に送るもの。品物に同封することもありますが、事前に送る方が丁寧な印象になります。送り状には、日頃お世話になっている感謝の意のほか、お中元・お歳暮を贈った旨を伝える目的があります。また親戚など近しい相手なら、自分や家族の近況なども触れておくと喜ばれるでしょう。

お中元やお歳暮を贈る場合の熨斗の書き方

お中元やお歳暮を贈る場合は、熨斗を付けて贈るのが一般的です。表書きには、上段に「御中元」「お中元」「御歳暮」「お歳暮」などを書き、下段に小さな文字で贈る側のフルネームを書きます。複数の名前を書く場合は、目上の人から右側から順に書きます。4名以上の場合は、代表者の名前を中央に書いたら、その左橫に「他一同」を小さめに書きます。 水引には紅白の蝶結びを使うのが一般的です。デパートやオンラインショッピングなどを利用して贈る場合は、熨斗を付けるように依頼するといいでしょう。

お中元やお歳暮を受け取った側のマナー

次に、お中元やお歳暮をもらった方が覚えておくマナーについて確認しましょう。お中元やお歳暮をもらったら、お返しを送る必要はありません。しかし、品物を受け取ったらできるだけ早くお礼状を送り、受け取ったことを報告してお礼の気持ちを伝えるのがマナーです。お礼状の書き方やマナーについては、下記の記事を参考にしてください。親戚や親など親しい間なら、電話をかけて品物が届いたことを伝え、感謝の気持ちを述べると喜ばれるでしょう。

お中元のお礼状はどう書く?相手別の例文もご紹介!

お中元やお歳暮の時期を過ぎてしまった場合や、喪中の場合のマナー

お中元やお歳暮を贈ろうと思っていても、その時期を逃してしまうことがあるかもしれません。また贈り先の人の地域にあわせてお中元もお歳暮も贈らなければなりませんが、その時期が過ぎてしまうこともあるでしょう。そのような場合、お中元なら「暑中お見舞い」や「残暑お見舞い」に、お歳暮なら「寒中お見舞い」などとして贈ることができます。 また喪中の場合は、紅白の水引をやめるといった配慮が必要です。

お中元とお歳暮はどちらも贈るべき?

お中元とお歳暮は、2つをセットとして贈るべきと思われる方がいます。しかし、必ずしもお中元とお歳暮の両方を贈る必要はありませんし、セットで贈らなくても失礼にはあたりません。お中元とお歳暮のどちらかだけを贈りたい場合は、1年間の感謝の気持ちを伝えるお歳暮を選ぶといいでしょう。お中元はそれまでの半年間の感謝を伝えるもので、お歳暮は1年間の感謝を伝えるものです。取引先などについては業務上での付き合いがあった時期にあわせて、お中元とお歳暮のどちらを贈るか決めてもいいでしょう。
またお中元とお歳暮はどちらかだけを贈っても構いませんが、基本的に毎年贈ることが大切です。思い付きのように贈る年があったり贈らない年があったりするのは、あまりいい印象になりません。お世話になった方には、ぜひ継続的に毎年贈るといいでしょう。

お中元やお歳暮を贈るのをやめたいときはどうしたらいい?

お中元やお歳暮を毎年贈っていたけれど、それをやめたい場合は、急に贈らなくなるのはあまりいい印象になりません。そこで、いくつかの段階を踏んでいくのがおすすめです。もしお中元とお歳暮の両方を贈っていたら、お歳暮だけを贈るようにして、さらにお歳暮の品物についても金額を少しずつ控えめにして、最後は年末の挨拶状だけを送るという具合に、少しずつ負担を軽減していくのがおすすめです。

お中元で何を贈るかを迷ったら、大丸松坂屋へ

お中元やお歳暮は、誰に何を贈るか迷うものです。予算から品物のバリエーションまで豊富に揃っているところで選ぶと間違いないでしょう。そんなときは、ぜひ大丸松坂屋をおすすめします。評判の高いグルメやスイーツのほか、ドリンクなどさまざまなアイテムを取り揃えています。何を贈るべきか迷ったときは、一度大丸松坂屋のサイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。

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お中元とお歳暮は感謝の気持ちを伝える素敵な習慣

日本で古くから続いてきたお中元とお歳暮は、お世話になった感謝の気持ちを伝え、相手の健康を願う素敵な習慣です。人と人とのつながりを大切にして、ビジネスでの関係を構築していく意味もあります。お中元やお歳暮には、覚えておきたいマナーも数多くありますので、ぜひそれらをおさえておきましょう。マナーを守って贈ることで、相手により喜ばれる機会となるでしょう。