取引先の会社にお中元を贈る際のマナーとは?選び方やおすすめのギフトを紹介
取引先の会社へお中元を贈る場合、絶対に失礼があってはいけません。しかし先方を不愉快にさせないためには、どのような点に注意が必要なのでしょうか？今回の記事では、取引先にお中元を贈る際のマナーや、お中元の選び方を詳しく解説しています。また定番の品や老舗の逸品など、厳選したおすすめのギフトをご紹介します。
取引先の会社にお中元を贈る際のマナー
お中元を贈る場合、贈り先の相手を気遣い、失礼のない常識的な対応をすることがポイントになります。日頃お世話になっている取引先の会社ならば、なおさらのことです。ここでは、取引先の会社にお中元を贈る際のマナーをご紹介します。
贈る時期や方法
取引先の会社にお中元を贈る場合、その時期や方法に注意が必要となります。そもそもお中元とは「夏のご挨拶」であり、相手へ「上半期はお世話になりました」という感謝の思いを込めて贈るものです。そのため、一般的に6月下旬から7月15日頃を目途として贈るようにしてください。ただし地方によって時期が異なることから、贈り先の地域にあわせる気遣いが必要となります。贈る方法は近年配送が主流となっていますが、お世話になっている取引先であれば、会社へ訪問してギフトを直接手渡すことが正式なマナーです。遠方の取引先や相手のスケジュールに問題がある以外は、できるだけ手渡しする方法をおすすめします。
表書きの書き方
表書きとは、のし紙の表に書く文字のことです。毛筆や筆ペンを使い、楷書で丁寧に書くことが基本であり、水引を中心に上段（のし上）と下段（のし下）で記載内容が異なります。水引から上段には「お中元」「御中元」と書いてください。7月中盤から立秋（8月6日頃）までに贈る場合は「暑中見舞い」「暑中お伺い」と記載し、それ以降から9月上旬頃までは「残暑見舞い」「残暑お伺い」と書きます。水引から下段には、会社名と代表者氏名を記載しましょう。表書きを書くのし紙には、品物に直接のし紙をかけ、その上から包装する「内のし」と、品物を包装した状態から、のし紙をかける「外のし」があります。ギフトを手渡しする場合は開封しなくても誰から贈られてきたものかを判別できる外のし、ギフトを郵送する場合はのし紙の汚れや破れを防げる内のしにしてください。
会社宛てか個人宛てのどちら？
取引先の会社へお中元を贈るときは、宛名にも気を配りましょう。特に品物を配送で贈る場合、十分な注意が必要です。基本的に宛名は、取引先の社長あるいは、実際の贈り先にあたる責任者の名前を記載します。支店の場合は「支店長」宛て、部署の場合は「部長」宛てです。具体的な宛名の書き方は、会社や部署宛ては「会社名（＋部署名もしくは支店名）＋御中」と記載し、個人宛ては「会社名＋部署名＋名前（様）」とします。贈り先が大きな企業の場合、部署宛てや個人宛てで贈るようにしてください。これは会社宛で贈ると品物が社内をさまよい、目当ての贈り先へ届かないケースも考えられるからです。贈り主の書き方は、必ず上司へ確認しましょう。
金額の相場
一般的にお中元の相場は3,000円～5,000円程度です。これがビジネスシーンになれば5,000円～10,000円ほどが相場となっています。通常取引の会社であれば5,000円を目安とし、お世話になった会社や得意先の場合は10,000円を上限にギフトを選ぶとよいでしょう。相場を超える高額なお中元は、かえって相手に気を遣わせることがあります。また社内規定で贈答品の受け渡しをおこなわない企業もあるため、事前に取引先へ確認することです。
取引先の会社に贈るお中元の選び方
お中元を贈るとき、最も頭を悩ませる点が品物の選定です。特にビジネスシーンのギフトである以上、この配慮を欠かすわけにはいきません。ここでは、取引先の会社に贈るお中元の具体的な選び方をご紹介します。
個包装でシェアできるもの
取引先の会社に贈るお中元は、個包装されたギフトをおすすめします。これは、お中元の品を受け取った取引先の従業員がシェアすることを前提に考えた配慮です。ギフトが個包装であれば、職場で分配しやすくなります。事前に先方の従業員数を把握しておけば、お中元の品が全員へ行き渡るようになるでしょう。どれだけ高級なスイーツでも、切り分けが必要なものならば、先方に手間をかけてしまううえ、全員でシェアできない可能性もあるため、十分な注意が必要です。年齢層が高めの職場、男性ばかりの職場、女性の多い職場など、取引先の年齢比率や男女比率にあわせたギフトを選べば「気が利く会社だな」と先方に好印象を与えてくれます。また競合他社の商品を贈ることは、マナー違反です。
常温で保管できるもの
基本的にお中元のような贈答品は、常温で保管できるギフトを選びましょう。暑い時期に贈るお中元は、夏のご挨拶にあたることから、取引先に涼を取ってもらおうと「冷たいものがいいのでは？」と考えがちです。しかし「取引先の職場に冷蔵庫がない」「すでに冷蔵庫が埋まっている」といったケースも十分にありえます。そうなればお中元を冷蔵保存できず、ギフトを傷めてしまうかもしれません。せっかくのお中元が逆に先方をわずらわせ、気を遣わせる元となってしまう可能性もあります。あらかじめ取引先に冷蔵庫の有無を確認することができれば、冷蔵品を贈ることも可能です。しかし万が一を避けるためにも、常温で保管できる品が最適です。
日持ちするもの
お中元を贈るタイミングは、一般的に6月下旬から7月15日頃です。この時期になれば、さまざまな取引先からお中元が届きます。そうなれば、受け取ったギフトを「すぐに開封できない」「思うように消費できない」といったケースも珍しくありません。賞味期限次第では、手を付ける前に傷んでしまう可能性もあるでしょう。この観点から、極端に賞味期限が短い品を選ばず、できるだけ日持ちのするものを選ぶのが無難です。特に夏場に贈るお中元は、賞味期限の短い生菓子や果物などは避けてください。逆に日持ちする品であれば、先方のタイミングで開封・消費ができるため、取引先の会社に安心してもらうことができます。
場所をとらないもの
取引先が多い会社では、多くのお中元を受け取ることになります。その点を配慮し、できるだけ場所をとらないギフトを贈ることも、お中元を選ぶ際のポイントです。また、極端に重量のある品も避けるようにしてください。どんなに特別感のあるギフトでも、大きすぎる品や重すぎる品、開封や消費、整理に手間のかかるものを贈れば、かえって先方の負担になってしまいます。贈る側の視点からも、大きすぎる品や重すぎる品では、お中元の運搬や直接手渡しする際にも不便です。お中元を受け取る取引先の立場や持ち運びを考慮したうえで、かさばらない、重すぎない品を選びましょう。
【洋菓子】見た目も華やかな洋菓子は取引先にも喜ばれる
お中元には、定番の品をはじめ、老舗の逸品や人気のグルメなど、その種類もさまざま。その中から、取引先の企業にお中元を贈る場合、従業員数や賞味期限など、先方へ配慮したギフト選びが重要です。ここでは、お中元として取引先の会社に喜ばれるおすすめの洋菓子をご紹介します。
横浜で愛され続けている洋菓子店＜フフナゲール＞。バター風味豊かなクリームとブランデーレーズンをほんのり塩味のきいたオーツクッキーでサンドしました。
カカオの果汁を使ったジュレとカットゼリーを合わせたカカオフルーツジュレ＆舌ざわりなめらかなムースショコラをセットに。人気の＜ゴディバ＞から期間限定の冷たいデザートが今年も登場です。
東京・青山の老舗洋菓子メーカー＜ヨックモック＞の看板商品「シガール」と、春夏しか味わえない「ドゥーブルショコラオレ」を1つの箱に詰め合わせました。
創業120年を超える洋菓子店＜ガトーフェスタ ハラダ＞の看板商品「グーテ・デ・ロワ」は薄いパンを二度焼きしたガトーラスクです。2枚入×40袋の大容量なセットなので先方にも喜ばれるシェアしやすい商品です。
【ジュース】爽やかにスッキリ飲めるドリンクもおすすめ
ここからは、お中元に最適な飲料水をご紹介します。この季節ならではの、すっきりと爽やかに味わえるジュースは、取引先の会社にも喜ばれるギフトです。
アメリカの飲料水＜ウェルチ＞は、厳選された素材と健康成分、果物のおいしさをそのまま味わえる果汁100％ジュースです。内容量160gのウェルチ100が「コンコードグレープ」、「パインアップルブレンド」、「ピーチブレンド」など8種をセットにしました。
からだにうれしい“すこやか素材”を加えた、ボリューム感とバラエティー感も魅力のギフト。「カルピス」とマッチした果物の豊かな味わいをお楽しみください。
フルーツ王国・山形の名物さくらんぼやラ・フランスだけでなく、すいかや柿などの果汁もサイダーに使用。果実そのままの色とおいしさがシュワッと弾けます。
糖度11度以上の有田みかん濃厚ストレートジュース。皮をむき、果肉だけを裏ごしするように丁寧に搾った製法がおいしさの秘訣です。
【コーヒー】取引先へのお中元でハズさないコーヒーもおすすめ
先方に喜ばれる贈答品の定番といえば、コーヒーが挙げられます。ここでは、取引先の会社に贈りたいおすすめのコーヒーを見ていきましょう。
創業60年余の片岡物産が1984年から販売を開始した＜モンカフェ＞は、独自のハンドドリップの流儀に忠実な構造で、挽きたての香りが楽しめます。アイスコーヒーにもおすすめです。
日本で根強い人気の＜スターバックス＞のギフトは、選び抜かれたアラビカ種の豆を使ったドリップタイプのコーヒーです。お店と同じ本格的な味と香りを、ご家庭でも手軽にお楽しいただけます。
定番のカフェオレ、紅茶オレから、瀬戸内レモンや宇治抹茶など夏季限定のご当地フレーバーまでアソート。会社へのお配り用ギフトにもピッタリな品です。
水やミルクを注ぐだけ。本格的なアイスドリンクを一杯ずつ、新鮮な味わいで気軽に楽しめます。
【アイス】暑い夏に会社のみんなで楽しめる!
暑い時期に食べたくなるスイーツといえば、やはりアイスでしょう。取引先の会社に涼を取って頂くためにも、夏に最適なギフトであるアイスクリームをご紹介します。
沖縄のアイスブランド＜ブルーシール＞の定番ギフト商品に、直営ショップで人気のOKINAWANフレーバーとアメリカンフレーバーを詰め合わせました。
東京のジェラート専門メーカーによる6種のジェラートを、口あたりなめらかなチョコレートでコーティングした“ひとくちサイズ”に。社内で手軽に食べられるのでお配り用に最適です。
2021年経済産業大臣賞受賞。夏場毎日行列ができるかき氷専門店の「飲むかき氷Chururu Shaved Ice®」。飲んで楽しむ新感覚の本格かき氷をお届けします。
凍らせることで際立つ果実のフレッシュ感と、上品なテイストが楽しめるセット。常温でのお届けなので、自宅で冷やして食べられるのもおすすめポイント。レストラン仕立てのフルーツソルベをお楽しみください。
【ゼリー】爽やかなゼリーも企業へのお中元におすすめ
ぷるぷるののど越しが清涼感を与えてくれるゼリーも、取引先へ贈るお中元に最適です。ここでは、おすすめの爽やかなゼリーをご紹介します。
50年以上の歴史を持つ老舗の洋菓子ブランド＜アンリ・シャルパンティエ＞の季節限定スイーツは、みずみずしいフルーツをふんだんに使った、華やかな夏の人気商品 。定番の焼き菓子もアソートされた贈り物にぴったりな品です。
フルーツわらび餅入りのジュレに、ヨーグルトゼリー、果実ソースの3層仕立て。夏にうれしい涼のデザート。3種の味をご用意しています。
人気の洋菓子店＜キル フェ ボン＞のフルーツが主役のゼリーは、青森県産の「川中島白桃」、山形県産の洋梨「ラ・フランス」、静岡県産の「三ケ日みかん」の果実が詰まった贅沢なゼリーです。
まるでもぎたて！ジューシーな完熟白桃を贅沢に使用したゼリーは、大きく柔らかな果肉入りのジュレと、果汁たっぷりのゼリーによる二層仕立てです。
【ビール】お酒好きが多い企業におすすめなお中元
お酒が好きな取引先の会社へ贈る夏の代表格ギフトなら、やはりビールです。アサヒ、サントリー、キリンなど、お中元におすすめのビールを集めてみました。
5種類のプレミアム・モルツをそろえた豪華セット。今しか飲めない限定品もご用意しました。
1口飲むごとに“飲みごたえ”と“キレのよさ”が押し寄せる、躍動感あるうまさの「スーパードライ」21本セットです。
麦芽本来のおいしいところだけを絞った一番搾りと、希少ホップIBUKIの爽やかな香りが感じられる晴れ風をセットに。
地元農家との連携を深め、地域活性化をコンセプトに作られたクラフトビール。和歌山産素材などを生かした多彩な味わいをどうぞ。
取引先の会社に贈るお中元はシェアできるギフトを選ぼう
お中元とは、上半期お世話になった方へ夏の挨拶として贈るギフトです。取引先の会社にお中元を贈る際は、贈る時期や方法、表書きの書き方、宛名や金額の相場といったマナーをしっかりと守ってください。また個包装されている、常温保管できる、賞味期限やサイズといった点に注意しながら、ギフトを選ぶことが重要なポイントになります。感謝の気持ちを伝えるため、できるだけ取引先に足を運び、ギフトを直接手渡するとよいでしょう。
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