かちぐり
かちぐりとは
かちぐりとは、生の栗や蒸した栗をしっかりと乾燥させて臼で搗(つ)き、殻と渋皮を取り去ったものです。「臼で搗(つ)く」というのを古語で「搗(か)ち」と言ったため、かちぐりは本来「搗栗」と表記されます。干しているため保存性に優れていて、小粒のわりに栄養価も高いことから、戦国時代には陣中食として役立てられていました。
かちぐりの由来
「搗(か)ち」は「勝ち」に通じるため、日本古来から縁起物として出陣や勝利の祝いの席などで食べられてきました。「勝つ」という意味で、試験をはじめとする勝負事に勝つ、病に勝つなど、立身出世、病気の回復といった祈りが込められています。
かちぐりのレシピ
栗を適量
- 材料
- 栗:適量(野生種のジバグリが適しています)
- 1.栗は生のまま皮ごと天日で干します
- 2.2日に1度程度、フライパンでから炒りをします
- 3.1、2を繰り返します
栗を振ってみて、カラカラと音がするようになったら中身が乾燥している証拠です
- 4.干し終わったら、外側の鬼皮(殻)と内側にある渋皮の両方を取り除きます
- 5.4をビンや缶などに入れて保存します
そのままだと硬いので、食べるときには一晩水に浸しておくようにします。それをさらに一度煮こぼしてから、黒豆と一緒に味付けをし、柔らかくなるまで煮て食べるとおいしくいただけます。
- こちらのレシピは、一般的な料理レシピのご紹介です。
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