冷凍おせちと冷蔵おせちの違いは?冷凍おせちはまずい?|大丸松坂屋オンラインストア【公式通販】

冷凍おせちと冷蔵おせちの違いは?冷凍おせちはまずい?

おせち料理の購入を検討する際「冷凍おせちはおいしくないのでは?」と思われている方も多いでしょう。実際に、冷凍おせちと冷蔵おせちの違いはあるのでしょうか。今回の記事では、冷凍おせちと冷蔵おせちのメリット・デメリットを徹底的に比較します。また冷凍おせちがまずいといわれる理由や、おいしく食べる方法もご紹介します。

冷凍おせちのメリット・デメリット

冷凍おせちのメリット・デメリット

冷凍食品はどうしても「おいしくない」「鮮度が落ちる」などと思われがちです。
実際に冷凍したまぐろなどの魚を自然解凍した場合、解凍とともに細胞内のドリップが流れ出し、風味や鮮度を劣化させてしまいます。ドリップとは、凍らせた魚を溶かした際に必ず出てくる、うまみ成分や栄養分・血液といった水分のことです。こうなれば魚本来の旨味や栄養分が損なわれ、食感も悪くなってしまいます。

しかし最近の冷凍食品は「急速冷凍」により、自然解凍してもドリップがほとんど出なくなりました。従来の冷凍は「緩慢冷凍」といわれ、-1度から-5度までの最大氷結晶生成温度帯に下がるまでに数時間かかります。その間に食品の細胞が大きく傷つき、風味や鮮度を損ねるドリップの原因になります。対する急速冷凍は、食品を冷凍させるスピードが超速であることから、最大氷結晶生成温度帯に下がるまで時間を要しません。この急速冷凍によって従来の通常冷凍よりも、食品の風味や鮮度が飛躍的に保たれるようになったのです。これは、冷凍おせちに関しても同じことがいえます。

急速冷凍の方法は、大きく分けて「エアーブラスト冷凍」「液体急速冷凍」「液体窒素急速冷凍」の3種類です。

メリット

保存期間が長い

冷凍おせちのメリットは、長期保存が可能になることです。食品の種類によって異なりますが、冷凍すれば1ヶ月~2ヶ月程度の保存ができます。これが冷凍食品の大きな魅力であり、冷凍おせちも例外ではありません。もちろんその間の風味や鮮度が保たれるうえ、非常に衛生的です。また賞味期限が長くなるため、食品ロスを抑えられる点も冷凍おせちのメリットです。

盛り付けをしなくてよいので手軽

冷凍おせちは、最初からきれいに盛り付けられているため、解凍するだけですぐに食べることができます。忙しい大晦日や元旦に、自分で盛り付けなくてもよい手軽さが冷凍おせちのメリットです。

薄味で健康的

基本的に正月三が日をかけて食べるおせちは、日持ちを良くするために味付けの濃い料理が中心となっています。しかし冷凍おせちであれば、温度で賞味期限を調整できることから、薄味の料理を味わうことが可能です。

デメリット

風味や鮮度が落ちやすい

急速冷凍の技術により、通常冷凍よりも美味しく食べられるようになった冷凍おせち。しかし作りたての冷蔵おせちと比較した場合、風味が落ちてしまう点が大きなデメリットとなります。それでは、気になる冷蔵おせちのメリットとデメリットをチェックしてみましょう。

冷蔵おせちのメリット・デメリット

冷蔵おせちとは、料理を冷凍していない生の状態を指したおせちのことです。冷凍おせちと異なり、食材を活かした作りたてのおいしさを味わえるのは、冷蔵おせちならではの魅力といえるでしょう。とはいえ生の料理である以上、冷蔵おせちも作った瞬間から時間とともに風味や鮮度が落ちていきます。

そのため、冷蔵おせちにしばしば施されているのが保存料の添加です。保存料とは食品の腐敗や変敗の原因となる微生物の増殖を抑え、保存性を高める添加物のひとつです。保存料を使用することによって、食品の風味を長持ちさせます。代表的な保存料は「ソルビン酸」「パラオキシ安息香酸」「プロピオン酸」などです。

また真空パックを使い、風味や鮮度を維持する方法もあります。真空パックとは、密封した容器の空気を抜くことで内部を真空にし、品質を保つ真空包装です。真空パックされた食品は、惣菜などとしてスーパーやコンビニなどで販売されています。このように冷蔵おせちも風味や鮮度を保つため、保存料や真空パックを使った工夫が施されているのです。

メリット

風味が高い

冷蔵おせちのメリットは、何といっても風味が高いことです。賞味期限内であれば、出来立てのような食感をいつでも味わえるおいしさが冷蔵おせちの魅力です。また冷凍に向かない食材も使えるため、バラエティー豊かなメニューを作ることができるうえ、冷凍のように色落ちが少ないことから色鮮やかな料理が楽しめるでしょう。

デメリット

賞味期限が短い

冷凍おせちと比較した場合、生の冷蔵おせちは賞味期限が短くなってしまうデメリットがあります。長くても3日~4日程度しか日持ちしません。これは、保存料や真空パックなどの技術を使っていても同じです。

濃い味つけが多い

保存の観点から冷蔵おせちは、全体的に味付けが濃くなる傾向にあります。そのため「口に合わない」「健康に悪そう」といった声も少なくありません。通販で注文する際は、事前に味付けをチェックすることをおすすめします。

冷凍おせちがまずいといわれる理由は?

冷凍おせちがまずいといわれる理由は?

冷凍おせちがまずいといわれる理由の大半は「うまく解凍できなかった」からです。それではせっかくの冷凍おせちをおいしく食べるために、どのような方法で解凍すればよいのでしょうか?一般的に、冷凍食品を解凍するときは「常温で溶かす」「電子レンジを使う」といった方法を用いてるケースが多いようです。

しかし常温解凍や電子レンジの利用は、冷凍食品の解凍にあまり適していません。常温解凍の場合「日中は暖かい室内でも、夕方以降寒くなる」といった温度変化の影響から解凍にムラが出て、結果的に食品の風味を損ねてしまいます。また電子レンジで解凍する場合も「中心まで熱が届きにくい」「加熱し過ぎてドリップが出る」などの原因から、食品がまずくなってしまうのです。

正しく冷凍おせちを解凍するためには、冷蔵庫を使いましょう。温度変化の少ない冷蔵庫内なら、低温下で解凍できるからです。冷凍おせちを解凍するまでの所要時間は24~36時間ほどかかるため、この時間を目安として冷蔵庫へ入れておけば上手に解凍できます。

冷凍おせちをおいしく食べる方法

前述したとおり、冷凍おせちを正しく解凍する方法は「冷蔵庫を使う」ことです。それでは実際に解凍する場合、どのような点を意識すればよいのでしょうか?ポイントは「入れるタイミング」「出すタイミング」「乾燥対策」の3点です。

冷蔵庫に入れて解凍する

まず冷凍おせちを解凍するときは、冷蔵庫に入れてください。その際「食べる前日に入れること」がポイントになります。これは、冷凍おせちが解凍するまでに24時間~36時間程度かかるからです。ただし商品ごとに解凍時間や解凍方法、保管方法などが異なることから、あらかじめ同封された説明書にしっかりと目を通すようにしましょう。また保存期間が冷蔵おせちよりも長いとはいえ、冷凍庫に長期間入れておくと品質が低下します。冷凍おせちをおいしく味わうためにも、できるだけ早く食べることを心がけてください。

食べる前に冷蔵庫から出す

解凍中の冷凍おせちをおいしく食べるためには、冷蔵庫から出すタイミングも重要なポイントです。冷蔵庫から出す目安は、冷凍おせちを食べる1時間ほど前です。前日から解凍していても、冷蔵庫から出した解凍直後のおせちは非常に冷たい状態であり、十分な風味や食感を感じることができないでしょう。そのため食べる前の1時間に冷蔵庫から出すことが、おせちを常温に戻すためにベストなのです。

ラップで包んで保存する

冷蔵庫の中は、空気が除湿されることや冷気の風速などが影響し、常に乾燥した状態です。そのため、料理や食材が乾きやすくなっています。冷凍おせちが詰められた容器が透明の密封フィルムで包まれていなければ、ラップを使った乾燥対策が必要です。おせちをラップで包んで保存しておけば、風味や食感を感想から守ることができます。

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最近の冷凍おせちは急速冷凍技術の発展により、驚くほど風味や鮮度を保てるようになりました。冷凍おせちならではのメリットには、保存期間が長い、手軽に食べられる、薄味で健康的といった点が挙げられます。冷凍おせちをおいしく食べるために、常温解凍や電子レンジの利用を避け、食べる前日から冷蔵庫に移して解凍しましょう。

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